格闘技というスポーツ ボクシング

ボクシング

スポーツには大まかに二種類あります。陸上や格闘技のような個人競技と、野球やサッカーを代表する団体競技。

どちらを好んで協議に打ち込むかは本人次第ですが、培われる力が違うと言われています。自分自身を追い込んで鍛錬し、誰の力も借りずに試練を成し遂げられる力を身につけられるのが個人競技。共に助け合いながら、同時に協調性を身につけ自身の役割をこなし目標を達成しようとする団体競技。こうして見てみると、同じスポーツでも全く方針や考え方が違います。

特に格闘技の場合はそれが顕著に出るでしょう。もちろん、練習や稽古の間には指導者の助言を受けたり、練習相手になってもらったりするケースはありますが、実際の試合では自分一人です。相手も一人ですので、まさに自己の力のみが頼りになります。

ボクシング、相撲、空手など、学生競技でも多く存在する格闘競技ですが、中でも国技とも言える柔道は、力を入れる学校が少なくありません。

中学校でも柔道部が存在する学校は比較的多く、小学校時代からの経験者が在籍し、黒帯を取得する中学生も多いでしょう。インターハイの柔道部門は常にハイレベルですし、日本代表に大学生が選ばれるケースも少なくありません。

このように、同じ格闘技でも打撃系のボクシングより、日本古来の柔道はあらゆるシーンで親しまれている個人競技と言えるでしょう。