ボクシングとキックボクシングの違い

ボクシングとキックボクシングはよく似た格闘技と思われていますが、以下のような違いがあります。前者はかなり古い歴史を持っており、古代オリンピックの競技種目にも採用されていました。

ベースとなるルールが作られたのは、イギリスです。それは、体重による階級の単位がポンドであることからも分かります。

一方、後者は日本が起源の格闘技です。ムエタイのルールをベースとして、作られました。

次に、戦い方について。両者とも、「グローブをはめる」「リングの上で行う」という所までは一緒ですが、前者は足技が禁じられているのに対して、後者は「キック」「膝蹴り」「肘打ち」もOKとなっています。そのため、後者は相手の攻撃をガードして捌くことが多くなります。

また、前者は戦う際にシューズを履きますが、後者は裸足か靴型のプロテクターを着けるという違いもあります。つまり、足元を見ただけでも、どちらなのか分かるということです。

そして、前者は上述したように体重によって階級が分かれていますが、後者はそのような分け方はされていません。つまり、前者は似たような体格の選手同士の試合になるのに対し、後者はかなり体格が違う選手同士の試合になる可能性もあるということです。

キックボクシング