女性もできる格闘技

女性

レスリングとは、相手の両肩を1秒以上マットに押しつける「フォール」を勝利条件とする競技です。他にも投げ技などにポイントが設定され、制限時間以内にフォールが決まらなければポイントの差によって勝者が決定します。殴る蹴るといった行為を行わず、相手に傷をつけない格闘技なので、女性にもおすすめできる競技です。

大きな大会などで日本の女性選手が活躍するのを目にする機会も増えています。レスリングと似た格闘技に柔道が存在しますが、柔道のユニフォームは掴むことのできる部分があるのに比べ、レスリングでは体にぴったりと密着したシングレットと呼ばれるユニフォームを着用します。さらに、立ち技が中心の柔道と比較すると、寝技を重視するのが特徴です。立ち技は基本的にフォールを決めるため、つまり寝技へ移行することを目的としています。タックルではもちろん大切な技術ですが、相手を倒した後に寝技で有利な状態に持ち込む技術がなければ勝利するのが難しくなります。しかし近年では、オリンピックなどの影響を受け、観客にとってわかりやすく盛り上がりを見せることができる立ち技の技術も重視される傾向が見られます。現在ではフォールを取ることに加えて、点数を取るための立ち技も重要となりつつあります。