格闘技の試合について

リング

ボクシングは代表的な打撃系格闘技です。一方柔道は投げ技や寝技など組み技を中心としています。レスリングの試合も柔道と同様に投げ技や寝技が主体ですが、プロレスリングの世界では打撃技が存在します。

ボクシングなど打撃系の格闘技と柔道などの組み技系の格闘技はどちらが優れているのかということは一概には言えません。試合の運び方によっては組み技系の選手でも打撃系の選手に勝つことができます。

例えば組み技を中心とする格闘技の試合では関節技が使用されます。人間の身体には鍛えることができない急所が存在しますが、関節もまたその1つです。組み技系の選手でも打撃系の選手の腕や足などの関節を捉えてしまえば、容易に勝利できます。打撃技も頭部やみぞおちなど急所に当たれば一撃で相手を倒すことが可能です。一般的に打撃系格闘技ではフェイスガードなどの防具を使用し、急所を守っています。また顔面や金的などへの攻撃は禁止されることがあります。伝統的な空手では寸止めと呼ばれるルールが存在し、相手に突きや蹴りが相手に当たらないようにするか当たってもダメージがないように配慮されています。

柔道も空手も本来は戦場で身を守るための護身術として生まれましたが、現在ではスポーツとして安全に行うことができるように様々なルールが存在します。