ボクシングや空手など格闘技の特徴

リング

格闘技には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴があります。レスリングや柔道などは投げ技や寝技などを競い合う点の特徴があり、打撃は行われません。柔道の起源は柔術ですが、柔術には突きや蹴りなどの打撃を行うという特徴がありました。

一方空手やボクシングは組み技ではなく打撃が中心です、空手にも相手の腕をつかむ関節技が存在しますが、柔道やレスリングほどではありません。そもそも空手は中国拳法の影響を受けて沖縄で発展した格闘技です。三戦立ちと呼ばれる内股の独特な構えは、自由な海の民だった沖縄の人々が船の上で海賊などと戦うために生まれたとされます。船の上は不安定なため、態勢を整えるために内股に構えます。

全ての格闘技は戦場を生き抜くための技として生まれました。柔道やレスリングなどオリンピック競技に選ばれ、平和的なスポーツとなっているものもあります。しかし本来あらゆる格闘技には、戦場における護身術という側面が存在します。一種の軍事的な技術として発展してきた点が陸上競技や野球、サッカーなどとの根本的な違いです。

現在では多くの格闘技がスポーツとして一般的に普及しており、テレビなどを通して大衆の娯楽となっています。